ウィルスによる被害は年々増えています
今現在、世界中に広がるネットワークの世界では一台のパソコンからあらゆる所の情報を得る事ができます。つまり、今使っているパソコンの情報が、ネットワークを通して流れる危険性も十分有り得るという事。企業の顧客データの流出で騒がれている昨今、情報流出の原因となるコンピューターウィルスへの対策を講じる事は必要不可欠とされています。
ウィルスは知らぬ間に自分のパソコンやファイルに感染し、PCの情報を筒抜けにしたり、ひどいものであると、PCのハードディスクを破壊してしまうものまで様々です。
また、情報の高度化に伴い、ウィルスの被害は年々増加しており、被害形態も様々なものがあります。
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CASE.1 大切なファイルはどこへ?
パソコン内の大切なデータが消えてしまった・・・
いつも使っている会社のデータ。エクセルで管理していたのだが、いつものようにファイルを開こうと
するが、エラーが出てファイルが開かない。会社の重要機密文書や、管理していた顧客情報など、全てが
消え去ってしまった・・・。
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CASE.2 パソコンのメールが勝手に送られる
顧客のパソコンにウイルスを送信してしまった?
いつも使用しているメールソフトを開くと、複数の迷惑メールが届いていた。いつもの事なので削除し
ていたのだが、その中に添付ファイルのついた気になるメールがあったので、何気なく添付ファイルを
開いてしまった。後日、顧客から変なメールが届いていると数件の連絡が・・・。
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CASE.3 添付ファイルを開いてパソコンがおかしくなった
パソコンの電源が勝手に切れる
いつものように会社のパソコンを立ち上げると何だか動きがおかしい…。何もしていないのに、勝手に
再起動され、そのうち勝手に電源が切れてしまう。思い当たるといえば、昨日取引先から添付ファイル
付きメールが来ていて、添付ファイルを開けたが、訳の分からないファイルだったなぁ・・・。
ネットワークに潜む様々な脅威
スパイウェアとは?
WEBサイト、電子メールを介して個人情報を盗み出す危険なウィルス。
【感染経路】
よくあるスパイウェアの感染は、一見様々な利便性があるかのような無料ソフトを装って、ユーザー自らダウンロードやインストールさせる事によって感染します。
また、特定のサイトを閲覧したりするだけで自動的にソフトなどがインストールされ感染する場合もありますし迷惑メールによって直接送りつけられる場合もあります。
【感染すると?】
自分のインターネットで閲覧履歴や利用状況が監視または記録され、勝手に外部に送信されたり、自分のパソコン内のファイルやデータが勝手に外部送信されます。
ですから、過去にクレジットカード番号や口座番号、特定のサイトにログインする為のIDやパスワードを打ち込んだ際の、キー入力情報を収集され、勝手に第三者へ外部送信され不正利用される。ということも起こります。
スパムとは?
不要な広告など、迷惑なメッセージをさまざまな人に送信する行為。
電子メールを利用した、受信者の意向を無視した内容のメールを一方的、大量に送信する行為。これらのほとんどは広告メールで、本文に記載されたURLをユーザーにクリックさせ、架空請求サイトやアダルトサイト等へ誘導するといったものです。また、PCを攻撃するためのウィルスが添付されているケースもあり、フィッシング詐欺や個人情報の流出など様々な被害に発展する危険性があります。
ウィルスの対策方法
ウィルス対策ソフトを導入し、更新状態を最新にしておく
ウィルス対策を導入せずサイト閲覧をする事は大変危険です。
ウィルスに感染する可能性が非常に高く、感染したPCで友達や会社へメールを送る等で、知らず知らずのうちに自分がウイルスの発信源となることもあります。
ウィルス対策ソフトは日々進化するウィルスからPCを守る重要な役割がありますので、常に最新のウイルスデータファイルに更新されたアンチウイルスソフトを起動しておくことが重要です。
怪しいサイトや迷惑メールはクリックしない
サイトや迷惑メールをクリックした先にオンライン詐欺やウィルスをインストールさせるページがある場合があります。ネット閲覧においては信用できるサイトのみにしたり、ブラウザーを最新のものにアップデートする方法が効果的です。
ソフトのダウンロードは規約や安全性を確認する
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インターネット上には無料で便利なソフトが多数公開されておりますが、素性の知れないサイトからダウンロードしたソフトをインストールする行為は大変危険です。インストールとともに潜んでいたトロイの木馬ウィルスなどに感染し、PCが復旧できないような深刻な問題を引き起こす可能性があります。インストールにおいてはソフトの規約によく目を通し、ウィルスチェックをかけるなど、安全確認を慎重に行う事が重要です。